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あっさりとした甘さで、二つ三つと手が伸びる志ら玉。
製造工程を見ていただくことで、そのおいしさの理由をご紹介します。
餅生地づくり
主な原料である上新粉にもち粉と水を加えて手でこねていきます。良い材料を使わなければ良いものはできませんから、上質の上新粉やもち粉を使用。10分ほど練るうちに粉がだんだん固まって、やがてボールのようになっていきます。このとき、水分が均等に行きわたるように練らなければうまく固まらないので、体重をのせてしっかりと練っていきます。 |
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せいろ蒸し
練った生地をせいろ蒸しにすることで、粘りが出てきます。 |
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杵づき
昭和に入ってから機械を使うようになり、今は2代目の杵づき機で餅をついていきます。跳ね上がるように餅がつかれ、湯気が立ち上ります。2代目になって手がえしも必要なくなったのですが、目だけはずっと行き届かせています。 |
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こし餡づくり
志ら玉をつくるのは早朝なので、こし餡は前日のうちに炊いておきます。原料はもちろん北海道産小豆で甘さ控え目に炊き上げます。 |
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餡を包む
他のお菓子はみな手づくりですが、志ら玉は地方からのご注文もあり量が多いので、包餡機を利用しています。包餡機は餅の繊維を壊してしまうところがあり、本当は手で包んだ方がコシが残ります。でもそれが逆にほど良い粘りと歯切れの良さを生んでおり、志ら玉に関してはちょうど良い仕上がりになります。 |
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できあがり
餅生地に色粉を加え、赤、緑、黄の三色の彩り(餅生地の白色と合わせて四季を表します)を小さく添えてできあがり。できたてを一つつまむと、なめらかなこし餡が餅生地と調和して口の中でほど良く溶けていきます。 |
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以上、午前3時過ぎの早朝から始まる志ら玉づくりをご紹介しました。 機械の力を借りつつも手づくりの良さを活かしながら、日々真心込めてつくっています。 |